リハビリテーション科

リハビリテーション科 ご紹介

リハビリテーション科は脳出血・脳損傷などの脳神経外科関連疾患や脳梗塞・パーキンソン病・神経変性疾患・神経難病などの神経内科疾患、骨折・靱帯損傷・関節疾患・末梢神経麻痺などの整形外科疾患、脳性麻痺・発達障害などの小児疾患、呼吸器疾患・廃用症候群などの内科疾患など、様々な疾患による障害を治療の対象にしています。そのため、高齢の方から小児の方まで、幅広い年齢層の方に対し、運動機能障害・高次脳機能障害・嚥下機能障害・言語機能障害など多くの障害を改善するためのリハビリテーションプログラムを行っています。

医療保険と介護保険のリハビリテーション併用は制限があるため、介護保険を利用されている方は診療時にご相談下さい。充実した訓練対応ができますよう予約制を原則としていますので、事前に電話でのご予約をお願いします。

また、障害診断や装具作成、制度利用のための相談のみでの診療も可能ですのでお気軽にご相談下さい。

先進リハビリテーション

担当医のご紹介

ロボットリハ

ロボットリハ

練習支援型ロボット(歩行練習アシスト)

当院では、トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)の開発した、「歩行練習アシスト」ロボットを臨床での合同研究の参加を目的に導入しました。臨床でロボット導入前後のリハビリテーションの効果差などを検証していきます。

ロボットリハについて

「歩行練習アシスト」は以下の特徴があります。

  • 下肢麻痺で歩行が不自由な方が自然な歩行を習得できるよう、リハビリテーション初期段階から質・量ともに支援可能。
  • 麻痺した脚に装着することにより、脚を前方に振り出す動作や、膝を伸ばして体重を支える動作をアシスト。
  • 脚部装着部分を吊り上げる機構を備え、練習者にかかるロボットの重量負荷を軽減。
    練習者の回復の度合いに合わせて、ロボットからのアシスト量の変更が可能。
  • 関節の角度などの歩行データをモニタリングし、歩行の状態を音や画像で練習者にリアルタイムで知らせることが可能。
  • 短時間で装着可能な構造。

適用基準

以下のすべてを満たし、趣旨に同意していただいた方が対象となります。

  • 歩行練習アシストもしくは装具を用いた歩行練習の開始時期が脳卒中発症から3ヶ月以内の方
  • 片側下肢麻痺(片麻痺または下肢単麻痺)を有する方
  • 年齢が20~75歳の方
  • 体重が40~80㎏の範囲の方
  • 身長が140~190cmの範囲の方
詳細は以下にお問い合わせください。
【TEL:092-662-3579
【担当医:(医師)小田 太士、高橋 真紀 (理学療法士)常盤 浩二、松木 和典】

担当医のご紹介

上肢用ロボット型運動訓練装置

上肢用ロボット型運動訓練装置では、脳卒中患者様などの能力の程度に合わせて、訓練内容、運動スピード、負荷、可動域などの調整が可能です。
運動学習を進めるうえで重要な、バリエーションと細かな段階付けや反復訓練が可能で、通常のリハビリとの併用によって、上肢機能の効果的な回復と共に、ADL・QOLの向上につながると期待されています。

さらに、コンパクトな形状となっているため、リハビリ中の機能訓練から、日常生活中にも治療として使用することが可能な機器となっていますので、様々な場所や環境で、上肢機能・能力の向上を促していくことが出来ます。

適用基準

脳血管疾患においては、重度な麻痺から中等度の麻痺に対して特に効果が認められ、なかでも肩や肘の機能回復に有効と報告されています。
また、骨折・脊髄損傷などの運動器疾患にも適応しています。

詳細は以下にお問い合わせください。
【TEL:(リハビリテーション科直通)092-662-3102
【担当医:(理学療法士)劉濤(りゅうなみ)、林怜美(はやしれみ)】

随意運動介助型電気刺激装置

随意運動介助型電気刺激装置は、脳卒中などにより麻痺した筋から微弱な筋電位を検出し、それに比例した電気刺激を与え、随意運動の介助が出来るものとなっており、脳卒中片麻痺上肢の機能改善効果が認められています。

適用基準

脳血管疾患においては、重度な麻痺から軽度な麻痺まで適応しています。

さらに、電気刺激装置として鎮痛及び筋萎縮改善・運動学習等を目的に運動器疾患にも適応しています。

備考

ペースメーカを挿入している等で使用できない方もいますのでご不明な点は下記にお問い合わせください。

詳細は以下にお問い合わせください。
【TEL(リハビリテーション科直通):092-662-3102
【担当医:劉(りゅう)、林(はやし)】

歩行神経筋電気刺激装置について

歩行神経筋電気刺激装置について

中枢神経障害(脳梗塞・脳出血・脳性麻痺等)による下垂足・尖足患者の腓骨神経(すねを通る神経)を電気刺激する事で、歩行で脚を挙げた時に足を反らせ歩行を補助・治療する装置です。また、歩行せずとも寝ている姿勢や座っている姿勢にて、直接筋・神経を刺激する事廃用性萎縮の防止・抑制、局所血流量の増加、筋再教育、関節可動域の維持又は増加を目的とする装置です。

歩行神経筋電気刺激装置について

適応基準

基本的に脳血管障害、脳性麻痺、外傷性脳損傷、多発性硬化症等の中枢神経疾患と言われる疾患で、足が麻痺した方に適応します。歩行の可否により、歩行中の使用や座位・臥床位での使用を使い分けています。しかし、足の麻痺でも適応外の疾患や禁忌事項がございますので、詳しくは下記までご連絡下さい。

詳細は以下にお問い合わせください。
【TEL:(リハビリテーション科直通)092-662-3102
【担当医:リハビリテーション科 (医師)小田太士、(理学療法士)頼忠幸、中川原有香、森岡直輝】

反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)治療

反復経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation:rTMS)治療

rTMSは磁気刺激装置を用いて、頭皮上から一定のパターンで磁気の反復刺激をする方法で、刺激の方法によって大脳の興奮性を抑制あるいは亢進することができます。比較的安全に、痛みなどの苦痛を伴うことなく治療できることが特徴で、脳卒中後遺症、神経疾患、うつ病、難治性疼痛などの治療のひとつとして応用されつつあります。リハビリテーション医学の分野では脳卒中後遺症や神経疾患にrTMS治療を行い、引き続いて集中的リハビリテーションを行うことで訓練効果が高まると報告されています。

当院では脳卒中後の上肢麻痺およびパーキンソン病に対し、rTMSを目的とした入院治療を行っています。

rTMSについて

適応基準

【脳卒中】
  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、再発を含む)を発症してから6ヶ月以上が経過し病変が一側性で上肢麻痺が残っている。
【失語症】
  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、再発を含む)を発症し、6ヶ月以上が経過し病変が一側性であり軽~中等度の失語症(2~4語文話す事ができ、高使用頻度語の復唱ができ、簡単な内容の従命ができ、基本的な内容の日常会話ができる)が残存している。
【パーキンソン病】
  • パーキンソン病を発症し6ヶ月以上が経過しHoehn-Yahrの重症度分類でⅡ度~Ⅳ度である。
  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の既往がない。
【脳卒中・失語症・パーキンソン病に共通】
  • 年齢が18~90歳である。
  • 少なくとも過去1年間において痙攣発作がない。
  • 痙攣の既往がある患者さん、抗てんかん薬を内服中の患者さんはスクリーニングとして脳波検査を行い、てんかん波など異常波の出現を認めない。
  • 重篤な心疾患はない。
  • 頭蓋内金属、心臓ペースメーカー、人工内耳、投薬ポンプ等がない。
  • 妊娠をしていない。
  • 治療の実施が困難(指示に従えない)な重度の失語症・認知症・精神疾患がない。

など。

備考

治療の適応判定のため、初診時は原則としてrTMS外来を受診していただきます。
治療のための入院期間は3週間程度です。
費用、その他ご不明な点に関してましては下記にお問い合わせください。

【TEL:092-662-3579
【担当医:高橋 真紀、小田 太士】

ボツリヌス(ボトックス)療法について

ボツリヌス(ボトックス)療法について

脳卒中の後遺症としてみられる運動障害の一つとして痙縮(けいしゅく)という症状があります。痙縮が起こると手足がつっぱったり曲がってしまい、日常生活動作が行いにくくなります。この痙縮の治療に当院ではボツリヌス療法を行っています。

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出すたんぱく質を成分とした注射剤を使用する治療法であり、ボツリヌスを筋肉内に投与後、数時間以内にリハビリテーションを併用し、痙縮軽減や関節可動域拡大などある一定の効果を認めており、それらよる痛みの軽減や手指衛生の改善、歩行の安定化、介護者の負担軽減が期待できます。

ボツリヌス療法について
施注前
施注前
安静時にも自然に肘が曲がっています
施注後
施注後
注射により肘の緊張が緩んで動作が楽になります

適応基準

脳血管疾患や脊髄損傷などの中枢神経疾患による上・下肢の痙縮に対して行っています。

備考

注射を打つだけで動かなかった手足が動くのではなく、硬くなった筋肉を柔らかくし、リハビリテーションを行いやすくするものです。また効果も3~4ヶ月程度の為定期的な投与とリハビリテーションが必要となってきます。
効果は個人差が大きいことを御理解ください。

ご希望の方はボトックス外来を受信していただきます。詳細は下記までお問い合わせください。

【TEL:092-662-3579
【担当医:小田 太士、高橋 真紀】

三次元動作解析装置について

三次元動作解析装置について

三次元動作解析装置は、対象者の歩行および動作分析における運動失調の程度を測定し評価する装置です。

身体の関節運動等を高精度で解析し、評価できることにより、科学的な根拠を持って、患者様ひとりひとりの状態に合わせて必要な治療を提供するため、また歩行練習アシスト等の効果検証のため導入しております。

三次元動作解析装置について
【TEL:(リハビリテーション科直通)092-662-3102
【担当:リハビリテーション科 理学療法士 森岡直輝】

Redcordについて

Redcordについて

レッドコードはもともとスリング・エクササイズ・セラピーからの発展であり,レッドコード・エクササイズはノルウェーの医師と理学療法士によって開発され,世界各国で発展し続けています.レッドコードはスリングとロープを使用して身体にかかる重力を免荷することで身体を重さから解放することができ,また逆に不安定な状況を作ることで質の高い運動を行うこともできます.そのためトレーニング・フィットネス・リラクセーションと目的に応じて効果を得ることができるため,レッドコードは疾患・年齢・性別を問わず介護分野からスポーツアスリートに至るまで幅広い利用が可能となっています。

Redcordについて

適応基準

疾患に関わらず適応。
詳細は以下にお問い合わせください。

【TEL:(リハビリテーション科直通)092-662-3102
【担当医:(理学療法士)山崎博臣、下川将輝、鶴田大祐】

心臓リハビリテーションについて

心臓リハビリテーションについて

心臓リハビリテーションとは、自分の病気のことを知ることから始まり、患者さんごとの運動指導、安全管理、危険因子管理、心のケアなどを総合的に行うものです。
医師、理学療法士、看護師、薬剤師、臨床心理士など多くの専門医療職がかかわって、患者さん一人ひとりの状態に応じたリハビリプログラムを提案、実施します。

入院:週4~5回、1日1時間程度(複数人で同時に行います。状態に応じて個別でも対応いたします。)
外来:週1~2回、1日1時間程度

心電図モニターを装着し、自転車エルゴメーターを30分程度実施します。運動負荷は、事前に運動負荷試験を実施し設定します。その後、レジスタンストレーニングを行い、筋力や筋持久力の強化を図ります。

適応基準

  1. 急性発症した心大血管疾患又は心大血管疾患の手術後。
    (急性心筋梗塞、狭心性、開心術後、大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)
  2. 慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管の疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下。
    1. 慢性心不全であって、左室駆出率40%以下、最高酸素摂取量が基準値の80%以下又はヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が80pg/mL以上の状態
    2. 末梢動脈閉塞性疾患であって、間欠性跛行を呈する状態

詳細は以下にお問い合わせください。

【TEL:092-662-3579
【担当医:山脇 徹(医師)、萩尾 夏輝(理学療法士)】

担当医師のご紹介

小児リハビリテーション外来について

小児リハビリテーション外来について

先天疾患、乳幼児期発症の疾患等、小児期に発症した機能障害や発育発達の遅れに対して運動療法や作業療法、言語療法等を行っています。当院は小児専門医がおりませんので療育センターやかかりつけの小児専門医と連携しながらリハビリテーション部門をサポートする形で保護者のご協力を頂きながら訓練介入しています。

装具外来について

装具外来について

外傷等の損傷への固定や免荷の方法として、また麻痺等で機能低下し動作コントロールが不十分な時に補ってくれる様々な手段の一つに装具療法が有ります。リハ医や整形外科医の機能診察に基づき、出来るだけ制限が少なく残存機能を発揮できるような仕組みの工夫をしながら個々に応じた装具を義肢装具士と共に作製提供しています。活用できる制度の情報提供等も医療相談員が支援致します。