関節リウマチの手術について
リウマチ手術とは
関節が破壊され、疼痛があり、機能障害がおこった場合には手術を行います。肩関節・肘関節・股関節・膝関節・足関節では人工関節置換術が主体となります。写真は、各関節の手術前後のレントゲン像です。
手関節と足趾以外は、全て人工関節置換術です。手関節は小指の伸筋腱(小指を上にあげる腱)が切れ、腱の縫合術の後に関節形成術を行っています。足趾の手術では、関節リウマチによって変形した足趾を手術により、矯正しています。
●下記症例は代表的なものです。すべての患者さんに同様の結果が得られるわけではありません。症状の改善には個人差があります。
肩の人工骨頭を用いた関節形成術
本症例では、人工肘関節置換術も行っております。
人工肘関節置換術
適切な手術を行えば、大きな除痛効果が得られます。
手関節形成術
伸筋腱の縫合も行います。
人工股関節置換術
人工膝関節置換術
膝がよく曲がるようになり、耐久性の優れた手術が可能です。
膝を大きく曲げることが可能になり、しかも耐久性に優れた手術が可能です。
人工足関節置換術
適切な手術を行えば、大きな除痛効果が得られます。
距骨下関節固定術
船底変形も矯正可能です。
足趾形成術
変形した足趾も矯正可能です。
JK膜を使用した肘関節形成術
術後の7年目の肘の状態。肘の動かせる範囲も広くなり、痛みや腫脹も消失しています。
また、若年者では、人工関節はその耐久性の問題から使用できないことが多く、肘関節に関してはJK膜という中間膜を使用しての関節形成術を行っています。
レントゲンはこの手術後の7年目の肘の状態を示したものですが、肘の動かせる範囲も広くなり、痛みや腫脹も消失しています。
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