パーキンソン病の外科手術

パーキンソン病の治療の基本は、薬とリハビリテーションです。病気は通常、加齢とともに少しずつ進行しますが、個人差はありますが、薬の効きが遅くなってきたり、持続時間が短くなってくると動けない時間が増えてきたりします(“ウェアリングオフ”)。

若い方であれば、まだ定年前なのに、子どもが小さいのに就業の継続が難しくなってくることもあります。また高齢であれば、動けない時間にいつも家族がそばで面倒を見てくれるとは限りません。

薬効が切れて動きが悪くなる時間をオフ、薬が効いて動ける時間をオンと言い、内服時間に合わせてオン・オフを繰り返すことを、“薬剤性日内変動”といいます。オフの方が問題になることが多いのは言うまでもありませんが、なかにはオンになると身体が勝手に動き出すことがあり、これを“薬剤性ジスキネジア”といいます。

薬のなかには、レボドパと併用することでその効果の持続時間を延長してくれる薬や、レボドパと同じような効果で長時間作用してくれる経口薬や貼り薬があります。それらを駆使しても、どうしてもオフ時間ができてしまう場合、外科手術を考慮する必要があります。現在、以下のような外科治療が考えられます。

パーキンソン病の外科治療

レボドパ経腸療法

・定位脳手術(脳深部刺激療法高周波凝固術

集束超音波治療

・研究段階の定位脳手術(細胞移植、遺伝子治療)