健康コラム

No.9 痩せたい人の漢方薬

痩せるためには、食事制限と運動が基本。その努力もなしに漢方薬を頼っても痩せません。食事やアルコール制限をしたうえで、漢方薬はあくまで補助的なものと考えてください。漢方の痩せ薬は大黄が含まれていますから、少し下痢気味になることがあると思いますが、それくらいで良いと思います。生活習慣の改善と共に服用し、気長に減量していきましょう。

肥満に使用する漢方薬としては、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)が有名です。脂肪の代謝を促進して基礎代謝を高めてくれ、便を出しやすくすることで減量を助けてくれます。

大柴胡湯(だいさいことう)も痔、不眠、糖尿病などの訴えがある人には利用できると思います。ただし肥満の保険適応はありません。その他として大承気湯なども合う人がいるかもしれません。

今の世の中、痩せているなぁと思う人がさらに痩せたいと願ったりしています。痩せ過ぎは体調を壊します。そんな人がこれらの漢方薬を使うとひどい下痢になったりして体調を崩します。漢方薬を服用するときは、必ず薬剤師さんや医師に相談してください。

何事も極端なことは感心しません。調和のとれた状態から離れてしまった体調を、バランスを取りながらよくしていく。そんな中庸を目指す漢方の考え方が良いですね。

福岡みらい病院 外科 日本東洋医学会漢方専門医 品川 裕治

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