健康コラム

No.11 いい年かな…と思ったら

人だって他の生き物と同様に、生まれて、生きて、死ぬ、期間限定の存在です。親からいただいたエネルギーと、日々の生活の中で得たエネルギーを生命エネルギーとして生きています。親からもらったエネルギーは年齢とともに減っていき、生活の中で食事や大気から取り込めるエネルギーも減っていき、老化現象として現れてきます。そしてエネルギーが枯渇したとき・・・。

腰が痛い、足に力が入らない、気力低下、性機能の低下などなど様々な不具合を感じた時、年だからしょうがないと思ったり、年のせいだといわれたりしてあきらめてしまうことも多いでしょう。たしかにどうしようもない面がありますが、漢方薬を試してみると、ちょっと良いことがあるかもしれません。

アンチエージングの漢方薬の代表は八味地黄丸です。類似処方は、六味丸と牛車腎気丸。六味丸は地黄、山茱萸、山薬、牡丹皮、沢瀉、茯苓が含まれている。六味丸に桂皮と附子が加わると八味地黄丸になり体を温める力が強くなり、八味地黄丸にさらに牛膝と車前子が加わると牛車腎気丸となり元気づける力と水分代謝をスムースにする力がます。

高血圧傾向があって、めまいや頭痛(特に朝)があれば釣藤散が良いかもしれません。また最後まで少しでも元気に過ごしたいというときは、真武湯や人参湯が合う場合もあるでしょう。

自分の年齢をどんな症状で感じたか、また他にはどのような問題があるのかを見まわし、医師と一緒にぴったりの漢方薬を探しましょう。

外科 品川裕治 (日本東洋医学会漢方専門医:外科部長)

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