【NEWS】新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
地域の皆さまのあたたかなご支援のもと、福岡みらい病院は今年も無事に新年を迎えることができました。
昨年は、想像もしなかった新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が不安と混乱に陥った年となりました。そんな中でも、私たち医療人は病院機能を維持し、良質な医療を提供するという責務を果たさなくてはなりません。福岡みらい病院でも、院内感染やクラスター発生を予防する様々な感染対策を講じてまいりました。患者さんやご家族をはじめ来院される多くの方々にご不便をおかけすることもありましたが、一年を通して安定した医療を提供することができました。これも偏に皆さまのご理解ご協力によるものと改めて感謝申し上げます。
また昨年は、病院主催の健康教室や出張講座、健康フェスタなどの地域のイベント活動のほとんどを休止いたしました。その一方で、当院が主催事務局を担った学会「第48回日本リハビリテーション医学会九州地方会」の初のオンライン開催や、九州産業大学スポーツ健康科学科での当院専門医によるオンライン講義など、感染リスクを抑えたリモートシステムを導入し、学術面での新たな試みを実行しました。加えて診療面では、外来通院で安全にがん治療が受けられる「外来化学療法室」を開設しました。そこでは、がん専門医や認定看護師を中心とした「がん化学療法チーム」が、患者さんお一人おひとりの生活スタイルに最も適した化学療法を行っております。
コロナ禍でなかなか出口が見通せない状況でも、私たちは新たな成長のもとを見つけ出し、工夫を重ねてより良い医療の提供と地域への貢献を貫いてまいります。いつかコロナ禍を抜け出したとき、これまでの苦労が貴重な経験となり、さらに成長した病院となれるよう職員一同力を合わせて進んでまいります。これからの一年、どうぞよろしくお願いいたします。
福岡みらい病院 院長
石束隆男