整形外科

整形外科 ご紹介

整形外科部門は、平成21年の旧杉岡記念病院開院以来、主に股関節、ひざ関節を中心に医療活動に従事して参りました。その後、平成26年に肩関節、ひじ関節、スポーツ医学、腰痛を代表とする脊椎・脊髄疾患、骨折・脱臼等の外傷性疾患分野を、さらに平成27年に骨粗しょう症専門外来を立ち上げました。そして平成28年、「福岡みらい病院・整形外科」として地域のみなさまへ最良の医療を提供できるよう、スタッフ一同全力で取り組んでおります。

■脊椎脊髄病センター

栁澤 義和

令和6年4月より九州医療センターを退官された寺田先生を当センターにお迎えして脊椎専門医2名体制で診療を行なっております。
脊椎疾患のうち脊髄症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの変性疾患から腫瘍や感染、骨折に至るまで幅広く脊椎疾患に対応しております。
最近は被曝しない超音波下の頸椎神経根ブロックの導入や、腰椎椎間板ヘルニアの治療として椎間板内酵素注入療法、低侵襲な脊柱管内治療として経仙骨的神経剥離術なども行っております。
また全身麻酔下脊椎手術では、症例によって術中神経モニタリングを併用しより安全な手術を心がけております。

■関節外科センター

吉居 啓幸

関節外科センターでは、日本人工関節学会認定医による股関節、膝関節の人工関節手術を主に行なっており、股関節では前方進入法による最小侵襲手術(MIS)で早期復帰、また肢位制限のない生活を目指すことが可能であり、また膝関節では3次元画像データから手術計画を設計するPSI(Patient Specific Instrumentation)を用いてオーダーメイドによる人工関節手術を行なっております。
さらに当センターでは、肩関節、足関節の専門医による診察、治療も行なっています。
関節の痛みで日々苦しんでおられる方へ、再び痛み、制限のない日常生活を送れるようサポートさせて頂きます。

人工関節について

ひざ関節

ひざ関節

「ひざ」は捻れ(ねじれ)ながら曲がる独特の動きをする関節です。ひざ関節障害の初期には「動かすと痛い」、「階段で痛い」等の症状が出現します。リハビリや薬物治療装具療法で治療を行いますが、症状が改善されない場合は手術(関節鏡、各種骨切り術、人工関節置換術など)を行います。また患者さまの負担を最小限に抑える為に筋肉を切らない術式や、オーダーメイド手術(個々の患者さまの骨の形に合わせて3Dプリンターを使用)や部分置換術も行っています。

ひざ関節の治療について

担当医のご紹介

肩・ひじ関節

肩・ひじ関節

担当医師は、これまで救急医療や、スポーツ医学分野で研鑽を積み、多くのスポーツ選手や肩痛・肘痛に悩む患者さまの治療に取り組んで参りました。理学療法(リハビリ)や薬物療法を中心とした保存療法や、関節鏡を駆使した手術による低侵襲の治療を実践します。

肩・ひじ関節の治療について

担当医のご紹介

股関節

股関節

股関節は、体重を支え、立ったり、歩く等の移動を行う上で大切な、身体の中で最も大きな関節です。股関節に障害があると「階段の上り下りがつらい、靴下が履きにくい。」また「歩く時に左右のバランスが乱れる。」などの症状が現れます。理学療法(リハビリ)や薬物療法の保存治療を行いますが、改善が得られない場合や既に症状が悪化している場合は、手術を行います。当院では「腱や筋肉を切断しない、筋保存型最小侵襲人工関節置換術」の方法により、手術当日又は翌日からのリハビリを可能にし、早期社会復帰を助けます。

股関節の治療について

担当医のご紹介

脊椎脊髄

脊椎脊髄

脊椎外科とは、脊椎(くび、背中、腰の骨)、脊髄、神経の病気を扱う分野です。整形外科新患患者の調査で疾患部位は腰椎が最も多く、18.8%、頸椎10.4%でした。3人に一人が脊椎疾患の患者さまです。脊椎疾患では頸部、腰背部の痛み、四肢のしびれ、痛み、歩行障害等が出現します。当院脊椎脊髄病センター長は脊椎脊髄外科指導医として脊椎外科に携わってきました。脊椎に関するお悩みがあればご相談下さい。

脊椎脊髄の治療について

担当医のご紹介

足・足関節

足・足関節

当院では足の外科の専門的治療を行っています。足関節捻挫、外反母趾、アキレス腱炎、変形性足関節症、扁平足、アキレス腱断裂など多くの疾患を取り扱っております。
まずは病気の診断を行った上で、薬物療法・リハビリや装具療法などの保存治療を行います。治療効果が不十分と思われる場合、手術加療を行います。近年注目されている内視鏡や超音波を併用し、なるべく小さな傷で手術が行えるよう工夫しています。
術後も十分にリハビリを行い、それぞれの患者さんのゴールに合わせた治療をお手伝いさせていただきます。

担当医のご紹介

関節リウマチ・リウマチ性疾患

関節リウマチは、全国で患者数が70-80万人と推定され、女性に多く30-50歳代が発症のピークとされていましたが、近年、高齢で発症する患者さんも増えています。全身の関節に破壊性の炎症がおこりますが、以前は有効な治療法があまりなく、関節の破壊が進行して手術にいたることがよくありました。しかし、近年のメトトレキサート(MTX)、生物学的製剤やJAK阻害薬の使用で、関節の炎症がほとんどない状態「寛解」を目指すことが可能となりました。担当医は、日本リウマチ学会理事、九州・沖縄支部長など務めた経験を活かし、リウマチ・膠原病内科とも密接に協力し、正常な日常生活・仕事・趣味・スポーツが早期に可能となるような高いレベルのADL・QOL獲得を目指した治療に努めます。

担当医のご紹介

スポーツ整形

スポーツ整形

当院では、スポーツで多発する骨折、靭帯損傷、ねん挫、アキレス腱断裂、投球肩障害、野球肘など、部活動・学校体育やレクレーションスポーツは勿論、プロスポーツ選手の治療も行っています。関東や福岡で多くのトップアスリートの治療に携わってきた医師が、スポーツを愛する人たちを医療面から支えます。お気軽にご相談下さい。

スポーツ整形の治療について

担当医のご紹介

骨粗しょう症

骨粗しょう症

腰が痛い、背が縮んだ、背中が曲がってきたと思ったことはありませんか?それらの症状は「骨粗しょう症」なのかも知れません。
国内で1800万人いるといわれる骨粗しょう症患者の4人にひとりは50歳以上の女性です。
現在症状がなくても、骨の健康が気になる方は、お気軽に骨粗しょう症外来をご受診下さい。

骨粗しょう症の治療について