歩行練習アシストロボット(ウェルウォーク)
歩行練習アシストロボット(ウェルウォーク)とは
TOYOTA(株)と藤田医科大学が共同開発した歩行練習アシストロボット「ウェルウォーク WW-1000」は、脳卒中などによる下肢麻痺患者のリハビリテーション支援を目的としたロボットです。
麻痺の状態などに合わせた難易度調整機能や歩行状態のフィードバック機能など、運動学習理論に基づいた様々なリハビリテーション支援機能を備えています。
歩行練習アシストロボット(ウェルウォーク)の特徴
- 下肢麻痺で歩行が不自由な方が自然な歩行を習得できるよう、リハビリテーション初期段階から質・量ともに支援可能。
- 麻痺した脚に装着することにより、脚を前方に振り出す動作や、膝を伸ばして体重を支える動作をアシスト。
- 脚部装着部分を吊り上げる機構を備え、練習者にかかるロボットの重量負荷を軽減。
練習者の回復の度合いに合わせて、ロボットからのアシスト量の変更が可能。 - 関節の角度などの歩行データをモニタリングし、歩行の状態を音や画像で練習者にリアルタイムで知らせることが可能。
- 短時間で装着可能な構造。
対象となる方(適応となる基準)
- 片側下肢麻痺(片麻痺または下肢単麻痺)を有する方
- 年齢が20~75歳の方
- 体重が40~80㎏の範囲の方
- 身長が140~190cmの範囲の方
ウェルウォーク WW-1000は、第8回ロボット大賞で「厚生労働大臣賞」を受賞しました
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