健康コラム

痛みに対するSCS(脊髄刺激療法)について

痛みに対するSCS(脊髄刺激療法)について

薬剤抵抗性の痛み、なかでも神経に原因があり痛みを引き起す場合に有効です。

脊椎を手術した後も頑固に痛みだけが残る場合、あるいは痛む場所が脊椎病変部と合致しないため治療できないと言われている場合、脳卒中の後に半身が痛むようになった場 合、足の動脈硬化など血液循環が足らずに痛む場合など、さまざまな痛みに用いられます。

まずは試験刺激で有効かどうかを実際に体感して頂いた後に植込みますのでとても安心です。

治療の手順 (入院期間は約3週間)

  • 痛みの場所と程度を評価する。
  • 局所麻酔で背中から電極を挿入する。
  • 弱い電流で刺激し、痛みのある場所に心地よい感覚が来るよう電極位置を調節し固定する。
    scs1
  • 病室に帰り、普段の生活動作で約1週間かけて効果を確認する。
    scs2
  • 痛みが和らぎ、治療の継続をご希望すれば、全身麻酔で刺激装置を左下腹部へ植込む。
  • 刺激条件を最適化しながら、プログラマーの操作方法を覚えたら退院。
  • 退院後、2ヶ月間は下図のような激しい運動を避けてください…。

SCS(脊髄刺激療法)についての動画はこちらです