DBS(脳深部刺激療法)とは
DBS(脳深部刺激療法)手術についての説明です
DBSの構成
❶ リード:脳深部に植込みます。先端の電極から電流を流します。
❷ 刺激発生装置:胸部に植込みます。電池を内蔵し電気信号を発生させます。
❸ 延長ケーブル:皮下でリードと刺激発生装置をつなぎます。
手術の手順(入院期間は約3週間)
❶ フレーム装着
患者さんの頭部に局所麻酔をして、フレームと呼ばれる金属枠を装着します。
❷ 画像撮影
MRI やCT を撮影し、脳深部のリード植込み予定部位(ターゲット)を決定します。
❸ 穿頭・リードの挿入
前頭部の頭皮に局所麻酔をして、約4~5cm切開します。頭蓋骨に14mm程度の穴を開け、記録用の電極を脳内に挿入して脳の電気活動を記録します。記録が終了したら記録用の電極を取り出し、刺激用のリードを挿入します。
❹ テスト刺激
リードから脳内に刺激を送り、治療効果を確認します。医師の指示に従って、身体の一部を動かしてみせたり、質問に口頭で答えたりします。
❺ リードの固定・傷の縫合
効果と副作用について確認できたら、リードを頭蓋骨に固定し傷を閉じます。
❻ 脳刺激装置の植込み
全身麻酔下で胸に刺激装置を植込みます。リードと刺激装置は延長ケーブルでつながれます。(全て体内に納まるので、体外からは見えません。)
❼ 手術後
手術後は1~2 週間入院する必要があります。入院中に医師が刺激の調整を行ないます。退院後も刺激の調整や検査のために通院が必要ですので、医師の指示に従って下さい。
DBSの入院から退院まで
いろいろな種類のDBS装置▶
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