股関節の疾患「変形性股関節症について(2) ~診断と治療方針~」
変形性股関節症の診断
レントゲン検査で股関節の破壊像(骨内の空洞、軟骨のすり減り、骨頭の変形)と骨増殖像(骨棘、骨の硬化像など)を観察します。更に関節動かして撮影することにより股関節の状態をより正確に診断します。
当院の変形性股関節症の治療方針
まずは「保存的(手術を行わず)」に投薬、リハビリ(水中筋力訓練やストレッチ訓練)、杖の使用、減量などを行うことが基本です。
しかし疼痛が著しい場合や、変形や破壊が急速に進行する場合などは、「手術」を検討します。
「保存的治療」と「手術的治療」の利点とリスクを、それぞれ十分に把握することが大切です。
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