健康コラム

いろいろな種類のDBS装置

DBS にはいろいろな種類があります

胸部に植え込む刺激装置の機種にはいくつかの種類があります。ご家族や主治医と相談し,ご自分のライフスタイルに合った機種を選びましょう。

充電型か非充電型か?

 ① 非充電型

●大型で厚い
●電池寿命は2~4年(※1)
●その都度、交換手術が必要
●2~4年に1回、30分の手術

こんな方に選ばれます

・器械操作に自信がない
・充電の心配をしたくない
・ご家族の援助が難しい
・就寝中の刺激が不要な方
・本態性振戦など

(※1) 電池の寿命は、治療にどれだけ強いエネルギーを要するかで決まるため、個人差があります。初回は非充電式で様子を見て、電池寿命が2年以下であれば、次は充電式に交換するという選択肢もあります。

② 充電型

●小型で薄い
●充電器セットが同梱
●電池寿命は10~20年
●家庭で充電の習慣が必要
●週1~2回で1時間程度

こんな方に選ばれます

・なるべく手術をしたくない
・手術部位を目立たなくしたい (※2)
・若年者
・強い刺激が必要な方
・ジストニア

★注意
・充電を忘れると電池が劣化し、電池寿命が短縮することがあります。
・災害非難時には充電器を忘れずに。

(※2) 皮下脂肪が薄く痩せた方は、植込み部位(胸部皮膚)に刺激装置の輪郭が浮き出る可能性があります。

MRI撮影に対応しているか?

メーカーによりMRIを撮影できるかどうかが異なります。他の病気のために将来MRI検査が必要となる可能性がある方にお勧めします。

DBSの充電方法について▶