高周波凝固手術 (RF)と集束超音波治療 (FUS)
高周波凝固手術 (RF)
局所麻酔で頭蓋骨に小さな穴を開け、脳の深部を凝固破壊する治療法です。通常は片側のみに行います。
片方の手のふるえ(本態性振戦、パーキンソン病)や一部のジストニア(書痙・斜頸など)に対して行われることが多い手術で、局所麻酔下で1時間程度で終了します。
過去に高周波凝固手術を行った場合、その反対側には通常DBSを選択します。両側に凝固手術を行うと構音障害を引き起こす危険性があるためです。
集束超音波治療 (FUS)
FUSでは、メスを使わず頭蓋骨に穴を開けず、MRIを確認しながら正確かつ安全に脳深部の凝固破壊ができます。適応疾患は本態性振戦とパーキンソン病です。当院では実施できませんので、FUSが必要な患者様は、医療法人光川会 福岡脳神経外科病院(福岡市南区日佐)にて手術を行います。また、お住いが九州南部の方は、医療法人慈風会 厚地リハビリテーション病院(鹿児島市)にご紹介致します。